ミュオンHライン第二分岐（H2エリア）の建設

　ミュオンHライン第二分岐（H2エリア）はミュオンg-2/EDM実験や透過型ミュオン顕微鏡など、高輝度ミュオンビームを必要とする研究のために超低速ミュオンの生成・再加速を行うための実験エリアである。2023年3月末のビーム停止期間中に、実験エリア遮蔽体を組み立て（図1）ビームダクトを設置し、人的保護システムに関わるケーブル敷設やソフトウェアの更新・動作試験を行った。4月頭にJ-PARC MLFの施設管理責任者及び管理区域責任者による遮蔽体検査・PPS検査・線量検査を行い無事終了した。

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図１：H2エリア建設の様子および組み立て後の写真