ミュオン科学研究系活動報告2025(9月)

2025年 9月 12日

◤ 受賞報告

永嶺先⽣が⼭崎先⽣の名を冠した賞「Yamazaki Prize」を受賞

 7⽉21⽇カナダ・セントジョンズで開催されたミュオンの国際会議(16th International Conference on Muon Spin Rotation, Relaxation and Resonance)において、国際μSR分光学会(International Society for μSR Spectroscopy, ISMS)から、KEK名誉教授の永嶺謙忠先⽣に「Yamazaki Prize」が授与されました。
 この賞は1970年代後半にゼロ磁場緩和法を持ち込むことで、ミュオンスピン回転/緩和/共鳴(μSR)法を固体物理へ応⽤した先駆者である⼭崎敏光先⽣の功績を讃え、⻑年にわたるμSRの応⽤に対する科学的・技術的な貢献を伴う顕著な研究業績に対して3年に⼀度授けられる賞です。
 永嶺先⽣は、⻑年にわたりミュオン研究に尽⼒され、KEKつくばにおける世界で初めてのパルスミュオン施設の建設、カナダTRIUMFでの崩壊ミュオンビームチャンネルの建設、英国ラザフォード・アップルトン研究所(RAL)における理化学研究所RAL⽀所でのビームラインの整備など、国際的に多⼤な貢献をされました。国内外のミュオンの研究を牽引し、⽇本のミュオン研究の礎を築かれた功績が⾼く評価されました。

 

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