過去のお知らせ
東日本大震災への対応
過去ログ
- ミュオン科学研究系からのお知らせ
- MUSEの被害状況
- J-PARCの施設報告
- 東日本大震災を受けてのミュオン大学共同利用実験について(2011年5月24日)
- KEKホームページに掲載された鈴木厚人機構長からのメッセージ(5月9日付)にもありますように、J-PARCでは東日本大震災による被災状況の詳細な調査、および復旧工程についての検討を行った結果、来年2月からの一般課題への共用再開を目指すこととなりました。これにより、2011A期の採択課題は予定された期間内での実施が不可能になるとともに、2011年度後期についても大幅なビームタイムの不足が予想される事態となっております。
そこで、KEKとJ-PARCセンターでは、理研仁科加速器研究センターと物質構造科学研究所、およびJ-PARCセンターの間で昨年締結された「『大強度陽子加速器施設』におけるミュオン科学に関する連携協力協定」に基づき、2011A期課題、および2011B期に公募・採択されるミュオン利用実験の中で、実験課題責任者が2011年度内に実施を希望する課題について、仁科加速器研究センターRAL支所での実施をお願いしたところ、ご協力頂けることとなりました。なお、実験実施に関わる条件等の詳細については、後日改めてお知らせ致します。
また、TRIUMF、PSIの両機関からは、この度の震災を受けて、日本在住の研究者から応募される実験課題について課題審査の段階で特段の配慮を払う旨の意向が表明されております。これらの機関で課題審査を経て行なわれる実験をKEKの大学共同利用として支援するかどうかについては、J-PARC 2011B期の課題公募に際し、改めてご案内する予定です。
- 東日本大震災の影響について(2011年4月15日)
- 東日本大震災で被災されたMUSE利用者、および関係する皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。J-PARCミュオンセクションでは、地震・津波による人的被害はありませんでしたが、3月末現在で物質生命科学実験棟内部および周辺の建物・設備に相当程度の破損が見つかっております(下記リンクを参照)。現在もすべての設備・機器の健全性を確認するための調査が進行中であり、地震被害の全体像が明らかになるまでにはもうしばらくかかると予想されますが、5月中旬頃を目処に復旧計画を策定すべく鋭意努力中です。
なお、大震災後の状況をふまえ、3月11日以降に予定されていた2010B期の実験課題につきましては、今後のJ-PARCの復旧見通しに拘らず有効期間の延長を行なわないことになりました。(先に公募・審査が行なわれた2011A期の採択課題についても同様の扱いとなります。)KEKではこの事態を受けて、大学共同利用としての旅費支援の下、2011A/B期の実験課題を海外施設で実施する可能性について、現在関係者間で検討・調整中であることを申し添えます。
- 永宮正治J-PARCセンター長による、大震災後のJ-PARCの状況報告
- 詳細は こちら »
- J-PARCミュオン施設(MUSE)報告(2012年2月)
- 詳細は こちら »