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高エネルギー加速器研究機構
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UV-lightを用いた結晶キャプチャ

現在UV-lightは利用不可となっております、ご不便をおかけして申し訳ありません。

 可視光線光源では結晶の存在や形状が判断しにくく、どこにビームを当てればよいのか分からない場合、UV-lightを用いた結晶キャプチャを行うことで、結晶の輪郭がはっきり見えるようになります。 構造生物ビームラインでは結晶の損傷を抑えるため、結晶への最少露光時間は調査済みですが、それでも紫外線の影響を受けやすい結晶ですと損傷する恐れがあるため、UV-lightの使用の際は十分に注意してください。


実験を始める前に

 実験を始める前に以下の点を確認してください。 不明なことがありましたら、サポートスタッフ(PHS 2613)までご連絡ください。

  1. UV-lightが取り付けられていることを確認する。
      換装型の光源ですので、装置一式が光学系架台から取り外されていることがあります。 実験ハッチの光学系末端のビームパイプに取り付けられているか、確認してください。

  2. UV-lightの電源はONになっていることを確認する。
    全てのユーザーがUV-Lightを使用するのではありませんから、通常はコントローラーの電源がOFFになっています。 利用する前にコントローラーの電源がONになっていることを確認してください。 コントローラーはゴニオ軸架台の裏にあります。

    電源がONであれば緑色のLEDが点灯します。

  3. UV対応のUGUIが起動している。
      各ビームラインや実験の内容により、使用されているUGUIのversionが異なります。現在BL-5AとNW-12AのみUV-light対応のUGUIが用意されています。UV-lightを使用するときは、UGUIのCenterタブ内の右中央にUV-lightを制御する機能があるか確認してください。

UV-lightによる結晶キャプチャ手順

  1. 実験室の照明をOFFにする。
      紫外線用CCDや結晶観察用撮像装置に紫外線検知フィルタを取り付けてありませんので、実験ハッチ内の照明が点いているとUV-lightによるセンタリング画面を見ることができません。

  2. Centerタブ右中央にある[Crystal Image]内の[UV]チェックボックスにチェックを入れる。

      UV-lightの光量が0のままキャプチャすると、エラーメッセージが出ます。スライドバーを動かし、適切な光量に設定してください。

  3. 通常のセンタリング操作をする。
      ModeをCrystal Centering Modeにし、結晶をセンタリング画面内の中央に位置させる。

  4. [Crystal Image]内の[UV-light]のラジオボタンを選択する。(Disable以外を選択すればよい)


  5. [Capture]をクリックする。


  6. ラジオボタンを選択し、センタリング画面にてキャプチャ画像の確認をする。
    • 各種ラジオボタンを選択したときの試料の見え方
    Cold-light picture
    UV-light picture
       
    Superimposed picture
    "Live" mode

    ※注意:キャプチャ後にGonio軸を回転させるとラジオボタンが自動的にDisableとなり、センタリング画面が更新されキャプチャ画像は消えてしまいますが、キャプチャ時に画像データとして保存されていますので、再度確認したい時は以下のディレクトリから確認してください。
    /gpfs/data/(yourID)/(working dir)/crystal/
    • yyyyMMddHHmmss-cold.bmp :可視光線光源によるキャプチャ画像
    • yyyyMMddHHmmss-uv.bmp :UV-lightによるキャプチャ画像
    • yyyyMMddHHmmss-mix.bmp :2つの画像を重ね合わせたキャプチャ画像

  7. 通常のセンタリング画面に戻る。
      別の角度で撮影したい場合、結晶を交換したい場合は、一度通常のセンタリング画面に戻る必要があります。 Gonio軸を任意の角度に回転させる、センタリング画面の一部をダブルクリックしGonio軸を動かす、いずれの操作をすることで通常のセンタリング画面に戻すことができます。

UV-lightを使用時に不具合が起きましたら、こちらをご覧ください。


参考:Captureを押したときの機器の動作

UV-light使用時の機器の一連の動作について説明します。参考にしてください。
  1. Cold-lightが上昇し、通常のキャプチャを行い、終了すると所定の位置に戻り、光量を0にします。

  2. ビームパイプに取り付けてあるUV-lightが試料から8~12mm下方に挿入され、点灯します。

  3. 1~2秒点灯後、UV-lightは自動的に切れ、所定の位置に戻ります。
    (試料が損傷しないようにするためです。)  

  4. UV-lightによるキャプチャが終わるとUGUIのModeはCrystal Centering Modeに戻ります。


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