原子種の選択
- XAFSタブをクリックし切り替える。
>Atom<セクションのプルダウンメニューから目的の原子を選択する。
[Periodic Table...]ボタンから選択すること可能です。
MCA
原子を選択するとWavelength、Lower、Upperにデフォルト値が入力されますので、MCAを行い、その条件を最適化します。
- MCAタブ内の[Start]ボタンを押して、計測を開始する。
- 実験モードがXAFS Measurement Modeに変わり、MCAスペクトルの解析が始まる。
結晶中に目的の原子が存在しているときは、下のような2つのピークが得られます。
(左が蛍光X線、右が散乱した入射X線)
- 良好なピークが得られたら[Stop]ボタンを押して、解析を停止させる。
解析を開始すると[Start]ボタンが[Stop]ボタンに変わります。また、ある時間経過すると自動的に止まります。
- 蛍光X線のピークが濃い緑で示された範囲内に収まっていないときは、グラフ下にあるLower(もしくはUpper) にチェックを入れた後、グラフ内をドラッグしてピークが濃い緑の範囲に収まるように調整する。
SCAN
入射X線の波長による蛍光X線の変化をスキャンします。
- SCANタブをクリックし、デフォルトの数値のまま [Start]ボタンを押す。
結晶中に目的の原子が存在しているときは下のようなプロットが得られます。
- 吸収端近傍の強度変化が水色の範囲内にあることを確認する。
プロット左下にある[Zoom In]ボタンを押すと、囲まれた部分が拡大されます。
- 強度変化を範囲に捕らえられていないときは、[Advanced ...] ボタンをクリックしRangeの中央2つの値を変更する。
- SCANタブ上できれいなプロットが得られると自動的にCHOOCHタブに移行し、自動計算によりPeak、Edge、RemoteH、RemoteLに値が入力される。
- SCANタブでの測定終了後、しばらくするとpeakとedgeの値が表示され、 f' と f" のグラフが描画される。
グラフ下にあるPeak、Edgeチェックボックスをクリックし、プロット上でドラッグをすることで、 それぞれの値を変更することが出来ます。
- [Confirm]ボタンを押すことで、計算結果がCOLLECTタブ内に自動的に反映される。
RemoteHはPeakからエネルギー換算で+200eVの位置、RemoteLはPeakからエネルギー換算で-50eVの位置としています。
データの保存
MCA、SCAN測定およびCHOOCHの結果は、メニューバーの[Special]-[Files/Directories name]で指定した場所に自動的に保存されます(デフォルトはxafsdata)。
保存されるファイルすべてテキスト形式で、MCAの結果は.mca, Scanの結果は.raw, CHOOCHの結果は.efsという拡張子になります。
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