大学共同利用のあり方と物構研の将来像を議論するために、昨年12月17日に 「物構研特別シンポジウム」の第1回目(発表スライドはこちら)を開催しました。 このシンポジウムでは、先端的研究成果創出と人材育成の推進とともに、産業利用を含めた広範な分野のユーザーも考慮に入れた、物構研の明確な将来ビジョンを提示することが課題として挙げられました。そこで今後はKEKの組織や大学共同利用の枠にとらわれずに、物構研、あるいは大型研究施設が本来あるべき姿はどういうものなのか、と言うテーマで議論を進めることにします。
前回は施設側からの意見表明が主だったことから、今回はユーザー側からの意見を数多く述べて頂くことを目的とします。特に大型研究施設の運営スタイルや利用者の範囲、大学や国立研究所、企業等との連携の在り方、利用制度や人材育成、人事交流等に焦点を置いて、物構研のあるべき姿について討論します。ぜひ多くの方に、ご参加頂きたいと思います。
物質構造科学研究所長 山田和芳