KEKコミュニケーションプラザでは、加速器が動く仕組みや素粒子について学んだり、宇宙から降り注いでいる宇宙線を観察したり、タンパク質の立体構造を目で見たり、身近なものに含まれている放射線を自分で測ってみたりすることができます。また、シアターコーナーでは、KEKの紹介ビデオをご覧いただけます。
また、新たな展示物として、クルックス管を用いて電子ビームを曲げる体験ができる 「電子ビームを曲げてみよう」 と、2009年ノーベル化学賞を受賞したアダ・ヨナット博士の研究紹介を行う 「加速器がとらえた生命のしくみ − アダ・ヨナット博士とリボソーム研究 −」 を5月1日より公開しています。
[お願い]
ご来場の際には、インフォメーションセンターにて見学受付をお願いします。
コミュニケーションプラザ以外の研究施設の見学をご希望の場合は事前のご予約をお願いします。10名様以上の団体で受け付けています。詳しくは「施設見学ツアー」のご案内をご覧下さい。
宇宙はどのように誕生し、全ての「もの」は何からできているのかを解くカギとなるクォークの世界を3つのプログラムで体験できます。
座席数約40席のシアターコーナーです。KEKの紹介ビデオやBelle測定器で観測された電子と陽電子が衝突する事象がご覧いただけます。
粒子を加速するには、加速のタイミングが重要です。電磁石を使って、鉄のボールをうまく加速するためのタイミングを体験してみましょう。
クルックス管という装置の中で、電子ビーム磁石や電気の力によって曲げることができる体験展示です。加速器の原理を楽しく学べます。
加速器では凸レンズや凹レンズの働きをする磁石を組み合わせて、粒子が軌道からはずれないように制御しています。ビー玉を転がしてみて、制御の仕組みを体験してみましょう。
宇宙から日夜降り注いでいて、建物や皆さんのからだも突き抜けてしまう、ミュー粒子という素粒子の一種を観察することができます。
放射光を使って解き明かした、生命の働きを支えるタンパク質の構造をいろいろな角度から立体的に見ることができます。
あなたのからだを突き抜けている宇宙線の数を測定装置の中に座って数えることができます。
ニュートリノ振動実験などで活躍し、小柴先生のノーベル賞受賞のきっかけにもなった、世界最大の光電子増倍管を見ることができます。
ミクロの世界を探る装置では、空気のように軽い「エアロジェル」や、透明なのに鉛の重さを持つ「鉛ガラス」が使われます。これらの不思議な物質を手で持ってみましょう。
2008年にノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士のレプリカメダルや、KEKを原点にした研究で2009年にノーベル化学賞を受賞されたアダ・ヨナット博士の研究を紹介しています。
KEKの様々な場所で活躍している放射線モニターのデータをリアルタイムで見たり、ガイガーカウンターなどを使って煙探知機など身近なものが出す放射線を測ってみる事ができます。
50インチのスクリーンにKEKの主だった施設・設備の一部を3次元のコンピュータグラフィックスで再現し、コントローラによる操作でいろいろな角度から自由に施設を見ることができます。
天井には、物質と反物質の性質の違いを調べるBファクリープロジェクトの電子・陽電子衝突型加速器KEKBを表現したオブジェが設置されています。
ものの大きさが10倍、100倍、1000倍になったら、10分の1、100分の1、1000分の1になったら、この自然はどのように見えるでしょうか? この世で一番小さい素粒子から宇宙の果てまで、いろいろなものの大きさや距離をくらべてみましょう。
素粒子のふるまいを観察するために1958年に日本で最初に作られた泡箱(あわばこ)です。液体プロパンを中に入れて圧力を瞬間的に下げると、電気を帯びた粒子が飛んだ跡に沿って細かい泡が発生するので、写真に撮って、その軌道を調べて研究します。
1992年に日本で最初にホームページを公開したサーバー計算機を展示しています。