学術研究の分野における情報の提供と共有に関して、急速に普及しつつある WWWを中心に、今後、ネットワーク上で提供されるべき学術関連情報の提供の 機構とその方向性を探るために、インフォーマルなミニ・ワークショップを 開催します。
このワークショップの前半ではWWWを用いた情報の提供の手段に関する技術的な チュートリアルを行います。高エネルギー物理学研究所の各系から情報の提供を 担当する実務者の方々の幅広い参加を期待します。
後半では、主として高エネルギー物理学研究所における情報提供の今後の方向性 について議論します。また、日本物理学会の電子情報化ワーキングループメン バーである渡邊 康氏には、物理学会における情報の電子化の動向について 紹介していただきます。
このワークショップでは主として高エネルギー物理学研究所における情報サー バーの整備に関する議論が中心になりますが、WWWを利用した学術情報の提供に 関して興味のある方であれば、どなたでもご自由に参加できます。皆様お誘い あわせの上ご参加ください。
会場の規模に制限があるため、参加される方は前もって yoko@kekvax.kek.jp まで電子メールでお知らせいただくようお願いします。
日時: 1995年3月27日 午前10時〜午後4時 場所: 高エネルギー物理学研究所 3号館1階会議室 プログラム: [敬称略] 10:00-10:05 主催者挨拶 10:05-10:35 WWWとは - KEKにおけるWWW - 森田 洋平(高エネ研) 10:35-11:15 WWWによる情報提供とHTML 佐々木 節(高エネ研) 11:15-11:30 <coffee break> 11:30-12:00 httpdのたち上げと 大野 成義(滋賀職業能力開発短大) WWWサーバーの管理 12:00-13:30 <昼食> 13:30-14:00 学術文献情報とWWW 鈴木 英之(高エネ研) 14:00-14:30 <情報サーバーの技術的課題と今後の動向?> <未定> 14:30-15:00 日本物理学会とWWW 渡邊 康(理化学研究所) 15:30-16:00 オープンディスカッション 学術情報の共有と今後