menubar
トップ >> お知らせ >> この記事
 
おめでとうございます
小柴昌俊東京大学名誉教授ノーベル物理学賞受賞

 
2002年のノーベル物理学賞は、「天体物理学とくに宇宙ニュートリノの検出にパイオニア的貢献」をしたRaymond Davis Jr.氏(米国ペンシルヴァニア大学名誉教授)と、小柴昌俊氏(東京大学名誉教授)、および「宇宙X線源の発見を導いた天体物理学へのパイオニア的貢献」をした米国Riccardo Giacconi氏に贈られることが決定しました。
 
小柴氏は1983年に神岡鉱山の地下に3000トンの水チェレンコフ検出器カミオカンデを完成させ、1987年に出現した超新星からのニュートリノを世界で初めて捉えることに成功しました。超新星ニュートリノの観測の成功は、ニュートリノ天文学という新しい学問分野を切り開きました。また、太陽ニュートリノを観測し、Raymond Davis Jr.氏が得た結果を確証しました。
 
KEKでは、国内外の多くの大学と共同で「K2K」と呼ばれるつくば−神岡間長基線ニュートリノ振動実験を進めております。この実験はカミオカンデを更に大型化、精密化した東京大学宇宙線研究所の50000トン大型水チェレンコフ宇宙素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」において、KEKの加速器で作ったニュートリノを用いてニュートリノ振動現象の研究を行うものです。

関連URL:
 
東京大学 宇宙線研究所 (ICRR)
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
 
東京大学 宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/index_j.html
 
神岡宇宙素粒子研究施設について
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/about_kamioka_j.html
 
東京大学 素粒子物理国際研究センター (ICEPP)
http://www.icepp.s.u-tokyo.ac.jp/
 
K2K つくば-神岡間 長基線ニュートリノ振動実験
http://neutrino.kek.jp/index-j.html
 
スエーデン王立科学アカデミー
http://www.nobel.se/physics/laureates/2002/index.html
 
 
image
proffice@kek.jp
2002.10    
image