>ホーム >ニュース >トピックス(低温工学協会の各賞受賞) | last update:04/06/02 |
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低温工学協会の各賞受賞について |
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高エネルギー加速器研究機構(KEK)の職員らが2004年度の低温工学協会の論文賞、学術業績賞、優良発表賞を受賞しました。 論文賞を受賞したのはKEK、住友重機械工業(株)、日本大学で構成される低温重力波研究グループで、受賞論文は、「小型冷凍機の振動解析」(低温工学 第38巻693〜702頁)です。受賞者は、都丸隆行、鈴木敏一、春山富義、新冨孝和、山本 明(以上KEK)、小山知大、李 瑞(以上住友重機械工業)、松原洋一(日本大学)の各氏です。 論文は重力波検出装置の高感度化のために進めている小型冷凍機によるレーザー光反射鏡冷却に関する基礎技術に関するもので、本研究の成果によりナノレベルまで振動を抑制した重力波低温検出用パルス管冷凍機システムの開発に結びつきました。この賞は、学会誌「低温工学」に最近の2年間に発表された論文の中で最も優秀な論文に贈られるものです。 荻津透助教授(KEK)は、J-PARCニュートリノビームライン用超伝導電磁石システム計画における新たな提案とコンセプトを学会で発表し、優良発表賞を受賞しました。 新冨孝和名誉教授(KEK)は、長年にわたる低温工学超伝導分野への貢献により、同協会の学術業績賞を受賞しました。 授賞式は5月24日に横浜国立大学で開催された第70回低温工学・超電導学会の低温工学協会総会で行われました。 |
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