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last update:05/11/24
Belle実験の蓄積データ量が500インバースフェムトバーンに到達
11月22日(火)午後3時55分、1999年の電子・陽電子衝突型加速器KEKBの運転開始以来、Belle検出器で記録されたデータ量が500インバースフェムトバーン(fb
-1
)に到達しました。
これは1平方センチメートル当たりの電子・陽電子の交差回数にして5×10の41乗回という驚異的な値であり、衝突型加速器の世界最高記録です。この間にKEKB加速器で生成されたB中間子・反B中間子対の総数は5億個を超えました。
KEKBは当初、3年で100fb
-1
の蓄積を目標としていましたが、6年半で500fb
-1
はその目標を大幅に上回る達成率です。KEKBグループは500fb
-1
を一里塚として、今後更なる性能向上を目指しています。世界15の国と地域から約400人の研究者が集まるBelle実験グループではKEKB加速器の電子・陽電子衝突により生成される素粒子反応データを詳しく解析し、標準模型の精密検証とそれを超克する現象の発見に取り組んでいます。
記念集合写真
500fb
-1
達成を喜ぶ関係者たち(KEKBコントロールルーム)
関連サイト:
KEKBのホームページ
Belleのホームページ
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