>ホーム>ニュース >トピックス(ILCデザイン)		last update:05/06/21
ILCデザインチームの地域責任者が決まる   6月20日、国際リニアコライダー（ILC）の基本デザイン策定チーム（GDE: Global Design Effort）のヨーロッパ地域の地域責任者に、将来加速器ヨーロッパ委員会（ECFA: European Committee forFuture Accelerators）議長のブライアン・フォスター（BrianFoster）氏が選ばれました。 GDEアジア地域責任者の 高崎史彦室長 アジア地域の責任者には、KEK高崎史彦教授（リニアコライダー計画推進室長）が5月に選ばれており、北アメリカ地域の地域責任者のジェラルド・ドゥーガン（Gerald Dugan）コーネル大学教授と、今回選ばれたフォスター氏とともに、ＩＬＣのデザイン策定の中心的役割を担うことになります。 ILCは、2004年8月の国際技術推奨委員会（International Technology Recommendation Panel - ITRP）の勧告により、基幹技術の選択がなされており、現在はデザインの研究開発段階にあります。今回、GDEの指導体制が整ったことにより、責任者のバリー・バリッシュ（Barry Barish）氏のもとで、各国や地域の研究機関で進めてられているILCのデザイン策定に向けた開発研究が集約的に検討される新たな局面に入ったということができます。   高崎室長は地域責任者の選出に対し、以下のように述べています。「ILC計画は科学技術の歴史に類を見ない、国際的な大規模プロジェクトです。デザインの策定は、このプロジェクトの実現のための大きな一歩であり、アジア、北米、ヨーロッパの研究者グループとうまく協調しながら進めていきたいと考えています。KEKには世界最高のルミノシティを誇るKEKBで達成した技術的な実績と蓄積があります。この成果をもとにアジアにおける加速器の研究開発の成果を結集させ、ILCのデザイン策定に指導的な役割を果たしていきます。」     関連情報 http://www.interactions.org/linearcollider/gde/   http://www.interactions.org/cms/?pid=1020584

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