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last update:05/10/27 　

J-PARC 50GeVリング電磁石の搬入開始

10月26日（水）、建設が進む大強度陽子加速器（J-PARC）の50GeVリングエリアで加速器の主要機器である電磁石群の地下トンネルへの搬入作業が始まりました。

この日搬入されたのは、長さ約６ｍ、重量約35トンという大型の偏向電磁石。J-PARCを構成する加速器群のひとつ50GeVシンクロトロン加速器の主要機器で陽子ビームを円形軌道に乗せる重要な役割りを果たす装置です。

大型トレーラーで搬入棟に運び込まれた偏向電磁石は、天井クレーンで吊り上げられ、トンネル搬入口から慎重に地下約10ｍにあるリング入り口に降ろされ、待機していた搬送用台車（エアーパレット）に搭載されました。

その後、電磁石は多くの関係者が見守る中、エアーパレットによりゆっくりと50GeVリング内に移動、搬入され、無事に第一号の電磁石搬入作業が終了しました。

今年度末までに50GeVリングのおよそ３分の１の台数の電磁石が搬入される予定です。

	クレーンにて地上搬入口から地下に待機する搬送台車に搭載
地上部で地下トンネルへの搬入を待つ偏向電磁石と関係者

リング内を移動中の搬送台車 (前部) と偏向電磁石 (後部)


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