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>ホーム>ニュース >トピックス(水沢市内中学生科学体験研修)
last update:05/01/13  
水沢市内中学生が科学体験研修のためにKEKを訪れました。
 
1月7日(金)、岩手県水沢市内にある3つの中学校の2年生の生徒15名が引率の先生とともに科学体験研修のためにKEKを訪れました。

朝一番にKEKに到着した生徒たちは、オリエンテーションを行った後、加速器を使った最先端の研究施設を見学しました。見学先は、粒子と反粒子の性質の違いを探るBファクトリー実験施設、ニュートリノの質量の謎に迫るK2K実験施設、加速器から生み出される光を使い物質の構造を解く放射光科学研究施設の3つの施設。

Bファクトリー実験施設では、素粒子反応を捉える巨大なBelle測定器の見学とその素粒子反応を起こさせるために電子と陽電子を光速近くまで加速し衝突させる一周3kmもあるKEKB加速器をトンネルの中を歩いて見学しました。

午後は、体験学習としてKEK放射線科学センターのスタッフの指導のもと霧箱作りに挑戦し、自分で作った霧箱で粒子の飛跡を捉えたときにはあちこちで歓声が上がりました。

霧箱作りの後は、二人のKEKの研究者から、この道に進んだきっかけやどのような研究をしているかなどの話しを聞き、ディスカッションが行われました。

最後に研修の仕上げとして参加した生徒一人ひとりが全員の前で感想を発表しました。

この事業は、水沢市内の中学生の科学に対する興味関心を高めるとともに科学的な知識や思考等の資質能力を高めることを目的として水沢市教育委員会が実施している事業です。
 
研修に参加した生徒たちとKEKスタッフの記念写真。 地下約10mにあるトンネルに入りKEKB加速器を見学する生徒たち。 ニュートリノ実験施設の展示室内で説明を受ける生徒たち。
 

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