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last update:05/10/06
放射線科学センター松村助手が日本放射化学会2004-05年度奨励賞を受賞
2005日本放射化学会年会(2005年9月28-30日、金沢)においてKEK放射線科学センター 松村 宏助手が「中高エネルギー領域における軽核生成核反応の研究」で日本放射化会2004-05年度奨励賞を受賞しました。
フラグメンテーションのメカニズムを明らかにするため、中高エネルギー領域の光子、中性子、荷電粒子を様々な標的核に照射した場合に生じる軽核生成収率を系統的に求めたこれまでの研究成果と今後の研究の発展の可能性について評価されたものです。
関連サイト:
日本放射化学会(
http://www.radiochem.org/syou.html
)
[概要説明]
中高エネルギー核反応の中で現在も未解明のフラグメンテーションのメカニズムへのアプローチのため,放射化学の手法,及び近年発達した加速器質量分析や超微量放射能計測を駆使し,光核反応,アルファ粒子核反応,中性子核反応における様々な条件での軽核生成率を地道に蓄積した。メカニズムに強く影響すると考えられるフラグメントの同位体分布に関する情報の引き出しに成功した。
光フラグメンテーションにより生成する軽核の同位体間の生成比と標的の中性子・陽子構成比との関係。標的の構成により,フラグメントの生成が強く影響を受けることを示した。
同位体間の生成比が逆転する標的の構成比は,多量中性子放出後のフラグメント生成を示唆していると考えられる。
(拡大図 24KB)
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