インドの主席科学技術顧問のDr. Rajagopala Chidambaramが、7月11日KEKを訪れました。同氏は、鈴木機構長からKEKの概要説明を、また、黒川加速器研究施設総主幹からKEKとアジア地域との研究交流についての説明を受けた後、放射光科学研究施設、先端加速器試験装置(ATF)、Bファクトリー実験施設を視察しました。
今回の訪問は、インドの科学技術に指導的な立場にあるChidambaram氏が、日本原子力学会セミナーでの招待講演のための来日に併せてKEK訪問を強く望んだものです。KEKでは、従来の研究プロジェクトにおけるインドの研究機関との協力関係やACFA(アジア将来加速器委員会)を通しての結びつきに加え、今年度からは、アジア諸国との拠点大学交流事業における交流相手国をインドへ拡大するなど、インドとの研究交流をさらに促進しています。
Chidambaram氏は、訪問の最後にKEK滞在中のインド人研究者との懇談の場をもち、研究活動などの様子について話をしていきました。
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