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last update:06/03/23  
中性子科学研究施設(KENS)運転を終了
 
KEK中性子科学研究施設(KENS)が3月22日をもって運転を終了しました。

同日午前9時からの運転終了セレモニーで、戸塚機構長、小間物質構造科学研究所所長ら関係者の見守る中、陽子加速器ブースターを利用した中性子源の運転スイッチが切られました。

KENSは、1980年に世界初の物質構造科学用の核破砕パルス中性子源として実験利用を開始して以来、物性科学、高分子化学、生物科学、基礎物理学にわたる分野の共同利用に供してきました。また、日英中性子散乱研究協力事業の日本側中核施設としての役割を担うなど、中性子科学の国際協力の発展にも大きく寄与してきました。

KENSは今後、担ってきたこれらの役割と実績を、KEKと日本原子力研究開発機構が共同で茨城県東海村に建設中の大強度陽子加速器施設(J-PARC)で展開していきます。

   


関係者の見守る中、日本中性子科学会会長でKENSの建設に携わった遠藤康夫東北大学名誉教授によって、中性子源の運転スイッチが切られました。その後、一同が冷中性子実験室に会し、無事の運転終了を祝いました。


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