本年1月19日、鈴木厚人KEK機構長が、カムランド実験での原子炉反ニュートリノの検出、及び地球反ニュートリノの検出の研究業績により(“For the Discovery of Reactor Antineutrino Oscillations and Detection of Geoantineutrinos in the KamLand experiment”)、2006年のBruno Pontecorvo賞を受賞しました。
Bruno Pontecorvo(ブルーノ・ポンテコルボ)賞は、ニュートリノ物理学の先駆者であるBruno Pontecorvo博士(イタリア出身:1913-1993)の業績を讃えて1995年にJINR(ドゥブナ合同原子核研究所)及びDzhelepov(ジェレポフ)研究所によって設立されたもので、毎年、素粒子物理学の分野の中から卓越した業績をあげた物理学者に与えられる賞です。機構関係者からの受賞は、戸塚前機構長に続き2人目です。