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戸塚洋二前KEK機構長(東京大学特別栄誉教授)が2007年ベンジャミンフランクリンメダル(2007 Benjamin Franklin Medal in Physics)を受賞することが、フランクリン協会(The Franklin Institute)から発表されました。これは戸塚前機構長が、カミオカンデ、スーパーカミオカンデでの実験により、ニュートリノ振動現象、及びニュートリノに質量があることの発見に対して成した業績が讃えられたものです。また、今回の受賞は、同じくニュートリノ研究に功績のあるアーサー・マクドナルドSNO(Sudbury Neutrino Observatory Institute)所長との共同受賞となります。
アメリカ合衆国の独立に多大な貢献をなした政治家であり、また物理学者・気象学者でもあるベンジャミン・フランクリンを記念した同賞は,1824年以来の歴史を持ち、物理学など6つの分野で顕著な功績のあった研究者に授与されます。過去の物理学分野の受賞者には、Albert EinsteinやEnrico Fermiらがあり、小柴昌俊東京大学特別栄誉教授も2003年に受賞しています。
授賞式は、米国ペンシルバニア州フィラデルフィアのフランクリン科学博物館にて、4月26日(現地時間)に行われます。
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