3月25日、日本物理学会2007年春季大会において、J-PARCハドロンホールユーザー会(英語名 Hadron-hall Users’ Association, HUA)の設立総会が開かれました。HUAは、研究者間の情報交流、施設利用に関する要望等とりまとめ、シンポジウム等の開催による情報発信などを目的としたもので、同会の趣旨に賛同する国内外の関連分野の研究者および修士課程以上の学生により構成されます。
J-PARC(大強度陽子加速器施設)では、50GeVシンクロトロンからビームを取り出して実験を行う原子核・素粒子実験施設(ハドロンホール)の建設も進められています。今回のHUAの設立は、ハドロンホールを使って実験を行う研究者側の実験開始に向けた動きのひとつであり、J-PARCの始動が間近に迫りつつあることを印象づけるものです。
HUAは、KEK、京都大学、理化学研究所、大阪大学、東北大学、岐阜大学からの20名のメンバーにより設立準備が進められ、設立総会当日には63名の研究者・学生が入会しました。
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