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last update:07/01/22  
第11回日本放射光学会奨励賞受賞
 
 
放射光源研究系助手の宮島司(みやじま・つかさ)氏が、第11回日本放射光学会奨励賞を受賞しました。この賞は、日本放射光学会の35歳未満の若手研究者で、放射光科学に関する優れた研究成果をあげた者に授与されるものです。今回受賞対象となった研究は、「非線形共鳴近傍における位相空間中でのベータトロン振動の研究」です。宮島氏は、2005年にも日本加速器学会奨励賞を受賞されており、今回の受賞はそれに続く快挙となりました。
 
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雨宮慶幸放射光学会会長(左)から賞状を受け取る宮島氏
最近多くの放射光源でトップアップ入射法という技術が採用されていますが、この方法では、光学素子の熱負荷が一定になることや、輝度の時間平均値が大きくなるという利点があるので、PFでもその技術を取り入れるための準備を進めています。この方法を用いる場合、ビームラインシャッターを開け、かつ挿入光源のギャップを閉じた状態で電子ビームを入射するため、実験ホールでの放射線安全と挿入光源の永久磁石の減磁を避ける点から、入射時のビーム損失を極力少なくすることが重要です。このビーム損失の原因となりうる非線形磁場により引き起こされる共鳴現象を研究したものが、今回の受賞の対象となりました。
 
授賞式および受賞講演は、2007年1月12〜14日に広島市で開催された第20回日本放射光学会年会で行なわれました。
 
 
 
関連サイト: 日本放射光学会のwebページ
http://www.jssrr.jp/
 
 

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