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last update:08/05/28  
Belle実験グループ研究者がIUPAP若手研究者賞を受賞
 
 
国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)による、素粒子物理分野の若手研究者賞(Young Scientist Prize)に、Belle実験グループのKai-Feng Chen氏(国立台湾大学)が選ばれました。
 
Chen氏の受賞は、Belle実験で、bクォークを含む中間子からsクォークを含む中間子への崩壊過程の解析における、CP対称性の破れの観測への貢献が認められたものです。また、同氏の実験での貢献が、Belle実験の高い論文被引用数に貢献していると評価されました。Chen氏は、主にBelle実験で研究活動を行っており、2005年に国立台湾大学で博士学位を取得しています。今後は、欧州合同原子核研究機関(CERN)のLHC加速器でのCMS実験にも参加する予定です。

今回はChen氏を含め2名が同賞を受賞しましたが、「多くの素晴らしい候補者の中から受賞者を選ぶのは難しいことでしたが、顕著な業績があり、将来有望な2名の研究者に賞を授与することに、大変満足しています。」と、IUPAPの同賞選考委員長のGregor Herten氏は述べます。

同賞は、素粒子物理分野の若手研究者の業績を評価するために設けられたもので、受賞者の選出は今回が第1回目です。2年毎に、2名を理論物理と実験物理の各分野から1名ずつ選出し、受賞者には、IUPAPメダル、功績を記した証書、賞金が授与されます。
 
今回の受賞者発表は、7月30日から8月5日まで米国フィラデルフィアで開かれる、第34回高エネルギー物理学国際会議にて行われます。
 
 
関連サイト: 国際純粋・応用物理学連合(IUPAP)のwebページ
 http://www.iupap.org/index.html
 
 


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