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last update:08/05/16  
「J-PARCが拓く科学・産業技術シンポジウム」を開催
 
 
5月15日、日本科学未来館において「J-PARCが拓く科学・産業技術シンポジウム」を開催しました。
 
現在、茨城県東海村に建設中の大強度陽子加速器施設(J-PARC)は、今年度後半に一部利用開始予定です。シンポジウムでは、J-PARC建設の意義、J-PARCが拓く科学・産業技術について産学公が一体となった講演が行われました。
 
シンポジウムは、日本原子力研究開発機構理事長の岡崎俊雄氏の開会挨拶に始まり、J-PARCセンター長の永宮正治氏が「J-PARCの現状について」と題してJ-PARC施設の全容と建設状況を紹介しました。続いて、青山学院大学教授の秋光純氏が「J-PARCの拓く科学−凝縮系科学の立場から」と題して、産業応用の期待も高い超伝導研究における中性子・ミュオンの成果を例にとってJ-PARCにおける物質・生命科学への期待を述べました。
 
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また、KEK機構長の鈴木厚人氏は、「ハドロン・ニュートリノ利用について」と題した講演で、J-PARCにおけるハドロンやニュートリノ実験から、世界を揺るがす研究成果が大いに期待されると述べました。更に、産業界から、電気、鉄工、製薬、化学の各分野の中性子利用のそれぞれの現状とJ-PARCへの期待や要望が述べられました。
 
なお、このシンポジウムに先だち、J-PARCなどの中性子施設を産業界が活用するのを支援する「中性子産業利用推進協議会」の設立総会が開かれました。
 
シンポジウム後の懇談会においても、産学公の活発な意見交換が行われ、J-PARCの産業利用への期待の大きさが感じられました。
 
 
関連サイト: J-PARCのwebページ
 http://j-parc.jp/
 
 
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岡崎JAEA理事長
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永宮J-PARCセンター長
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鈴木KEK機構長
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満員の会場
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パネルディスカッション
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懇親会
 

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