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last update:08/03/19  
小林・益川シンポジウムを開催
 
 
3月15日、日本科学未来館において、「消えた反物質の謎を追う−小林・益川シンポジウム」を開催しました。
 
はじめに元NHK解説委員で多摩六都科学館館長の高柳雄一氏が「反物質の不思議」と題して、科学ジャーナリストの立場から物質と反物質にまつわる素粒子物理の世界を紹介し、続いて、小林・益川理論の提唱者であるKEK名誉教授の小林誠氏が、「六元模型ができるまで」と題して、自身の研究の歴史を振り返りつつ、反物質の消えた謎を3世代6種類のクォークの存在から説明する小林・益川理論を解説しました。また、東京大学大学院理学系研究科教授の相原博昭氏が、「反物質の謎を解く実験」と題して、小林・益川理論を裏付ける素粒子実験の成果や、新たな素粒子物理の理論とそれを実証する物理実験について紹介しました。
 
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小林KEK名誉教授
講演に続き、上記3氏にKEK教授の小磯晴代氏を加え、「素粒子研究の未来」と題して、素粒子物理研究の将来展望と加速器の役割について、来場者から寄せられた多くの質問に基づきパネルディスカッションが行われました。
 
熱気に満ちた会場には、およそ170名の来場者があり、素粒子の世界の話に興味深く聞き入っている様子が見られました。
 
関連サイト:小林・益川シンポジウム
 
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相原東大教授
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高柳多摩六都科学館館長
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小磯KEK教授
 
 

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