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last update:09/10/16
LHC再スタート情報について
CERNプレスオフィスより
CERNは、LHCの再スタートに向けて準備を進めています。11月中旬に最初のビーム周回を行います。まずはビームあたり450GeVのエネルギーで陽子の衝突を開始し、その後ビームあたり3.5TeVまでエネルギーを上げる予定です。最初の周回から、高エネルギーでの衝突には、少なくとも4週間かかることが予想されます。ただ、加速器の立ち上げの工程は複雑に関連しあっているため、突然の故障や問題の対応等で予定より時間がかかることもあり得ます。今のところ2009年12月中旬に高エネルギーでの最初の衝突を予定しています。
以下がLHC運転において、CERNが予定していることです。
1)11月の加速器のスタートアップに関して
プレスリリースを出し、専用のウェブページを提供します。最新の情報、写真などは、
http://press.web.cern.ch/press/lhc-first-physics/
で公開します。(ぜひこのページに注目ください。)
低エネルギーでの衝突とTevatronの持つ世界記録であるビームエネルギー1TeVを超えた時点でのプレスリリースを予定しています。
ただし、これらに関してのメディア招待は致しません。
2)ビームにつき3.5TeVエネルギーの衝突時のメディア招待に関して
最初の高エネルギー衝突にはメディア招待を行います。衝突予定の2週間前までにはアナウンスいたします。しかし高エネルギービーム衝突の実現には複雑なプロセスが必要なため、正確な衝突の日程はその1日か2日前にしか分かりません。このイベントを報道することを望んでいるマスコミの皆様には準備のため、CERNに数日間の滞在をしていただくこととなるでしょう。
LHC実験の管制センターにもメディアを迎えたいと考えております。ただし、管制センターへの入域は制限されますので、CERNに滞在を希望されるメディアは、2009年10月23日前までに
http://press.web.cern.ch/press/lhc-first-physics/accreditation/
に申し込んでください。23日が過ぎると入域の許可は保証できませんのでご了解ください。
CERNから離れたところにも、メディアのホストとなるデータセンターの開設を予定しています。詳細は準備できしだいウェブサイトに掲示致します。
なお、ツイッター
http://twitter.com/cern
でも最新情報をフォローすることができます。
関連サイト:
LHC First Beam(英語)
http://cern.ch/lhc-first-beam/
LHCアトラス実験
http://atlas.kek.jp/
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