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素粒子物理学者が「Quantum Diaries」にブログ執筆

InterAction 

2009年4月2日−素粒子物理広報のためのInterActionコラボレーションは今日(4月2日)、Quantum Diariesというウェブサイトを開設したと発表しました。Quantum Diariesでは、世界中の研究者が素粒子物理研究最前線でのエネルギーあふれる生活をしたためます。動画や写真、生い立ちを通して、臨場感ある素粒子物理学者の日常生活の様子を提供します。

Quantum Diariesは、世界物理年である2005年を生きる素粒子物理研究者の日記として開設したのが始まりでした。その一年間、何千もの読者が、25人の研究者の山あり谷ありの日々を追いました。新発見から就任、赤ちゃんの誕生、補助金減額、友人の死、そして公衆の科学批判まで、その内容は多義にわたるものでした。

Quantum Diariesは4月2日、活気あふれる顔ぶれの研究者をそろえて刷新。北米やアジア、欧州の大学や研究機関から研究者や学生が名乗り出て、最新の実験結果や、研究所でのチャレンジ、家での日常生活や趣味・興味などを多言語でブログすることになります。数か月ごとに新しい人が加わり、さらに多くの研究や生活についてのトピックを提供してくれるでしょう。

例えば、3月28日のZoe Louise Matthews氏の投稿では、イギリスの院生である彼女がスイスのジェネーブにある欧州素粒子物理研究所(CERN)で研究するにあたって、駆動力となるものが何かを述べています。

「ここにいる研究者たちは皆それぞれ違うけれど、共通なことは確実にあって、それは未解決の問題に出会うと、それが解決するまで他の事は保留になってしまうことです」とMatthews氏。「答えを求め、理解を得ることを、皆一様に渇望しています。」

米国フェルミ国立加速器研究所のRob Kutschke氏は、新実験を提案するにあたって最新情報を届けています。「ミュー粒子という素粒子の、大変まれな崩壊を見つけることが目標です」と3月31日号に書かれています。「なぜそんなものを見つけたいのでしょう?それは、量子力学にとって、おばあちゃんの家まで林を切り抜けて近道するのと同じで、近道だからです。」

地球の反対側では、藤本順平氏が英語と日本語で現代物理の原点を振り返ります。

「物理学は、現象を数値化して記録し、そしてその数字を分析するという2つのステップからなっています」と3月30日号には書かれています。「16世紀にはティコ・ブラーエが16年間かけて火星の動きを記録し、ヨハネス・ケプラーがこれから『惑星運動の三法則』を発見しました。ケプラーのデータから法則を見抜く洞察力は鋭いもので、アイザック・ニュートンの重力理論発見へと導くことになります。」

Quantum Diariesのウェブサイトは、欧州、北米、アジアの各地にある素粒子物理学研究所を代表するメンバーでなるInterActionコラボレーションによって、開発・運営されています。また、InterActionは、多くの国々からの資金で成り立っています。
 
 
  関連サイト: Quantum Diariesのwebページ(英語)
http://www.quantumdiaries.org/
INTERACTIONS.ORGの該当ページ(英語)
http://www.interactions.org/cms/?pid=1027933
 
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