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last update:09/09/01  
第3回サマーチャレンジ開催
 
 
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「大学生のための素粒子原子核サマースクール(サマーチャレンジ)」が8月20日から28日までの9日間開催され、31の大学から3年生を中心に78人が参加しました。サマーチャレンジは世界トップレベルの講義と、大学教員とKEKスタッフによって企画された多くの演習、東海、つくばツアー、実際の研究者に聞くキャリアビルディング等によって構成されています。学生達は寝食を共にしながら、KEKの施設で講義、見学、実験、検証、発表といった研究の流れを体験します。研究者との生きた経験を通して、基礎科学を担える若い知性を育てることを目的に行われており、今年で3回目になります。
 
今年のサマーチャレンジはノーベル物理学賞を受賞した小林誠KEK特別栄誉教授の講演で始まりました。学生たちは13の演習グループに分かれ、午前中は主に講義や施設見学、午後は大学やKEKの研究者のみならず、TA(ティーチングアシスタント)と呼ばれる大学院生の綿密な指導を受けて演習を行いました。若いTAは、学生に教えることで自分自身も大きく成長したようです。また夜遅くまで実験の続きをしたり、仲間やTAと物理学や進路について語りあったりし、今年のテーマ通りに「この夏、没頭する」学生の姿が多く見られました。
 
最終日には研究発表会、ポスターセッション、修了式が行われました。修了式では高崎史彦KEK理事が学生一人ひとりに、「未来の博士号」と記された鈴木機構長直筆の修了証を手渡し、「みなさんの発表を見て優秀さに驚いた。将来はぜひ博士号をとり、ノーベル賞を取れるよう頑張ってください」とエールを送りました。また、校長の春山富義KEK教授は「これからも仲間との繋がりを大切にしてほしい」と話し、各グループに一冊ずつ小林教授のサインとグループのメンバーの名前が書かれてある本を渡し、「1番の人が本を読み終えたら2番の人に送って、2番の人が読み終えたら次の人に送って……、最後の人まで読んだらまたグループの仲間で集まってみたらいかがでしょうか。そしてグループ同士で連絡を取り合って、ここにいる78人が再び一堂に会することで新しい繋がりが始まると思います」と続けました。
 
 
関連サイト: サマーチャレンジのwebページ
http://ksc.kek.jp/
 
 
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