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>ホーム>ニュース >トピックス >東北大と協定締結 >協定の詳細
last update:09/02/20  
国立大学法人東北大学と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構との
連携協力協定について

 
 
国立大学法人東北大学(宮城県仙台市 総長 井上 明久、以下「東北大学」)と大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市 機構長 鈴木 厚人、以下「KEK」)は、素粒子原子核科学、物質生命科学、加速器科学等に関連する研究領域において、研究開発、人材育成等、相互協力が可能な全ての分野において、互恵の精神に基づき具体的な協力を有機的に推進していくことを実現するため、連携協力協定を締結いたします。
 
【連携の背景】
東北大学とKEKとは、素粒子原子核科学、物質生命科学、加速器科学等に関連する研究領域において幅広い協力関係を築いてまいりました。それらの分野は、(1)Bファクトリーにおける素粒子実験の推進、(2)リニアコライダー計画の推進、(3)12GeV陽子シンクロトロンにおけるハイパー核分光を中心とするストレンジネス核物理研究の推進、(4)ブースター中性子散乱実験施設、ミュオン実験施設における共同研究の推進、(5)放射光科学研究施設(PF)における物質科学研究の推進、(6)加速器開発研究の推進、と非常に多岐に亘っています。また、KEKの教員を多数連携併任講座に迎えて、研究面に加えて人材育成の面でも、密な協力関係を築いてまいりました。
 
一方、KEKが日本原子力研究開発機構との協力で茨城県東海村に建設を進め間もなく本格稼働が開始される大強度陽子加速器施設(J-PARC)においても、東北大学とKEKとの連携・協力は益々重要になると考えられます。特に、全国の主要大学の中でも、関連する物質科学研究、原子核物理研究において、東北大学は地の利も生かし、積極的に研究活動を展開する予定です。また、高エネルギー分野においては、世界最高エネルギーの線形加速器建設に関する予備的研究が進められていますが、ここでも東北大学グループは先導的役割を果たしています。さらに、中性子散乱実験に加えて、放射光実験についてもKEKでは次世代実験施設の計画が進められており、東北大学とKEKは、今後さらに密接な協力関係を築くことを目指しています。
 
両者のこれまで築き上げてきた各種研究協力や人材育成をさらに発展させるために、両者の間で連携協力協定を締結し、組織的な連携協力を推進していくことといたしました。
 
【連携協力事業の実施内容】
連携協力を円滑且つ効率的に推進するため、必要に応じ連携プロジェクトを個別に設置し、実施する。
 (1)共同研究の推進
 (2)研究施設、設備等の相互利用を通じた戦略的な研究拠点の構築
 (3)研究者の研究交流を含む相互交流
 (4)人材育成の推進及び相互支援
 (5)情報発信の相互支援及び共同実施
 (6)その他、本協定の目的遂行上必要な事項

以上  

 
 
 
 

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