「フレーバー崩壊による新物理のヒント」(Hints for new physics in flavor decays) に関するワークショップが3月20日と21日の両日に渡ってKEKで開催され、世界中から100人を越える参加者が集まりました。
ここでフレーバー(香り)とは、加速器で作り出される b クォーク、c クォーク、s クォークやタウレプトンなどの重い粒子を、日常の物質世界を構成している軽い u クォーク、d クォークや電子(一番軽いレプトン)と区別するために用いる言葉です。これらの重い粒子はすぐに軽い粒子に崩壊し、その崩壊過程はKEKのBelle実験を始めとするさまざまな実験で研究されてきました。また、これから始まるJ-PARCでの実験結果が期待されていますし、Belle実験の増強も検討されています。