4月13日(月)から4月19日(日)にかけ、第50回科学技術週間の一環として、KEKの施設公開を行いました。KEKコミュニケーションプラザの公開のほか、17日(金)および19日(日)には実験施設見学ツアーを行いました。小さなお子さんから年配の方まで様々な方が訪れ、一週間を通して約700名、昨年の2倍もの方が見学に訪れました。 KEKコミュニケーションプラザのノーベル賞記念展示コーナーでは、小林誠博士がノーベル財団からもらった3つのレプリカメダルのうちの1つや、賞状のレプリカ、小林・益川両博士のサイン入り論文などが展示され、沢山の見学者が足を止めて見入っていました。 最終日の19日(日)には、展示や施設の見学に加え、ミニイベントが行われました。音叉や磁石を使ったやさしい物理教室や、液体窒素で冷やしたおもちゃのこまが浮きながら疾走する超伝導コースターの実演、岩塩を割って結晶を見る実験コーナーなどでは、子供たちの歓声が沸きあがっていました。 また、KEKの外でのイベントとして、18日(土)に「素粒子物理スペシャルトークショー」がエポカルで開催されました。宇宙の謎の解明に取り組む物理学者村山斉氏、樋口岳雄氏と日本を代表するクロースアップ・マジシャン前田知洋氏が出演し、宇宙の始まりに反物質が消えた謎について、前田氏のマジックを交えながら楽しく語りました。