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last update:10/03/29
インドビームラインオフィスが始動
テープカット
Dr. タダティル・パンカジャクシャン インド大使館科学技術部参事官、下村理所長、Dr.ミラン サニアル プロジェクトリーダー(左から)。
3月23日、機構内にてKEK物質構造科学研究所放射光科学研究施設(フォトンファクトリー:PF)に設置されるインド専用の放射光ビームラインオフィスのオープニングセレモニーが行われました。
2007年3月に行われた日本学術振興会の日印科学評議会での提言に始まり、KEK・インド政府科学技術省科学技術局(DST)間で協議を重ねてきました。その結果、2009年4月よりKEKはBL-18Bを貸与し、6月から予備実験が開始されてきました 。11月からは常駐体制も整い、予備実験の傍らオフィスの立ち上げを行い、過日利用開始に至りました。
このオフィスはインド専用実験装置の設置、利用の本格的始動に向けた第一歩となるものです。
集合写真
サハ核物理研究所とPFの研究者、オフィススタッフ。
設置されるX線回折計は、ナノ物質の構造解析や、特に物質の表面や界面(物質同士の境目)の様子を1nm(ナノメートル=10億分の1メートル)オーダーで解析できる性能をもち、液体表面の研究などにも活用される予定です。
今後は4月末から数回に分けてX線回折計の設置を予定しており、2011年にはインド側ユーザーによるビームライン利用実験を展開していきます。このプロジェクトはサハ核物理研究所の研究者を中心として、構造解析の基礎研究だけでなく、インドの若手研究者を育成する土壌としても貢献していく予定です。
関連記事:
フォトンファクトリーにインド科学技術省による専用放射光ビームラインを設置
/ja/news/topics/2008/PFMoU.html
インド科学技術省による専用放射光ビームラインの運営会議を開催
/ja/news/topics/2009/IndiaBL18.html
関連サイト:
外務省のHP 安倍首相訪印時の共同声明(21条)
日本語版
http://www.mofa.go.jp/mofaj/kaidan/s_abe/iim_07/india_rm.html
英語版
http://www.mofa.go.jp/region/asia-paci/pmv0708/joint-2.html
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