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KEKキャラバン、日本大学習志野高等学校にて出前授業を実施

2010年11月18日

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実験の様子

11月17日、日本大学習志野高等学校にてKEKキャラバン「素粒子の研究と超伝導」を実施しました。このクラスには高校3年生、39名の参加がありました。

今回は素粒子を研究するための道具、加速器に使われている低温・超伝導の技術を高校生向けにアレンジした実験を中心に約2時間のプログラムで行いました。最初にKEKの紹介、素粒子研究の今とこれからを説明した後、液体窒素による低温下における物質の状態変化や、超伝導の実験を行いました。

実験を体験した生徒たちは、渦電流による力の大きさに驚いたり、磁場の存在を手に取るように触って確かめ、一つ一つの実験を楽しんでいました。KEKの一般公開でも人気の超伝導コースターはここでもインパクトが強く、「常温の超伝導体が見つかってほしい、自分で見つける!」「超伝導のジェットコースターがすごかった!」など超伝導に関する感想が多くありました。

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実験の結果をワークシートに熱心にまとめる生徒たち

実験結果から、理由を考える目つき、友達同士で議論する様は、まるで研究者のようでした。物理を履修した生徒たちにとって、思い出に残る実験となったようです。

KEKでは学校や社会教育施設などで行われる授業のサポートとして、地方自治体、NPO等の団体の企画する講習会、勉強会などに講師を派遣しています。詳しくはKEKキャラバンをご覧ください。