2010年12月8日
KEKは、12月6日(月)より文部科学省情報ひろばで企画展示「宇宙・物質・生命の謎を解く」を開始しました。
情報ひろばは、平成20年1月の庁舎移転を機に、国民との双方向コミュニケーション機能を強化する取組の一環として、整備された展示施設です。登録有形文化財となっている、旧文部省庁舎が活用されています。
情報ひろば内には、旧大臣室、教育、スポーツ、科学技術・学術、文化の各展示コーナーが設置されており、KEKの企画展示は、科学技術・学術コーナーでご覧頂けます。
今回の展示では特に「宇宙の謎」に焦点を当てて、子供たちに素粒子物理学や加速器科学への興味をもってもらうための展示を行っています。
例えば「宇宙飴」の展示は、宇宙の組成をキャンディで表しています。宇宙には通常の物質が4%しかなく、その他はダークマターやダークエネルギーで満たされていると考えられています。ダークマターやダークエネルギーを示す黒いキャンディと通常の物質を示す色付きのキャンディをビン詰めして未だ謎に満ちている宇宙を表現しています。また、今私たちが見ている宇宙のビッグバン時の大きさを紹介する、ガラスで作った「ビッグバン玉」の展示も行っています。
この他、宇宙・物質・生命の謎を解くためのKEKの研究施設の紹介や、物質・生命の謎を解く研究事例の紹介などを行っています。
この企画展示は、平成23年3月25日(金)まで開催される予定です。