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先端科学に貢献する技術 - 平成22度KEK技術賞表彰式・発表会を開催 -
2011年3月8日
3月7日(月)、平成22度KEK技術賞の表彰式および発表会が開催されました。
KEK技術賞は、「1)技術への取り組みが創造的である。2)技術の具体化への貢献、成果が顕著である。3)KEK の推進する研究計画への技術貢献が顕著である。4)技術伝承への努力が積み重ねられている」の4項目の基準で高評価を得た技術者に対して与えられるものです。
今年度は以下の7名の方々が受賞し、賞状と記念品が授与された後、それぞれの受賞対象となった技術についての発表会が開催されました。会場には多数の技術者・研究者が訪れ、各受賞者の技術開発への取組み方や技術的発想、創意工夫などの説明に耳を傾けていました。
平成22年度KEK技術賞受賞者
技術賞の受賞者たち
前列左から小菅氏、齊藤氏、田内氏、上利氏、神谷理事、大畠氏、内藤氏、岡田氏
- 岡田 雅之 氏(加速器研究施設加速器第二研究系技師)
「2ギャップバンチャーを用いた鋸歯状波電圧による新バンチング技術の開発」
- 内藤 孝 氏(加速器研究施設加速器第六研究系専門技師)
「International Linear Collider のための超高速キッカーの開発」
- 大畠 洋克 氏(共通基盤研究施設超伝導低温工学センター技師)
「J-PARC ビームライン超伝導システム用ヘリウム冷凍設備・省電力運転モードの構築」
- 上利 恵三 氏(素粒子原子核研究所准技師)
「J-PARC ハドロンビームラインにおける大強度ビームダンプの開発」
- 田内 一弥 氏(素粒子原子核研究所技師)
齊藤 正俊 氏(素粒子原子核研究所技師)
「ギガビットネットワークを持つ時間測定システムの開発-COPPER-LITEとFINESSE TDC-」
- 小菅 隆 氏(物質構造科学研究所放射光科学第一研究系技師)
「メッセージ配信システムSTARSの開発と放射光ビームライン制御システムへの応用」