衝突型光パルスプラズマカソードの数値シミュレーション

ウェーク場を励起するポンプパルス以外にそれに対向する超短パルスレーザーを用いて背景プラズマ電子を直接ウェーク場の加速位相に入射する方法で、衝突光パルス入射方式と呼んでいます。PIC(Particle-in-cell)コードによる数値シミュレーションでは、0.5 mmの加速長で9MeVまで電子が加速され、バンチ幅7 fs, エネルギー分散1%のビームが得られることが示されました。エミッタンス0.3πmm・mrad、ピーク電流1.5kAの相対論的電子ビームを卓上型装置で発生することが可能になります。
 
      赤:レーザー場
      青:ウェーク場
      緑:電子ビーム
 
 
 
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