KEKツアー(つくばキャンパス施設見学 2)の紹介
電子陽電子入射器は、電子のビームと陽電子のビームを作り出し、これらを高いエネルギーにな るまで直線的に加速し、Bファクトリー加速器やフォトンファクトリーの加速器に供給しています。
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先端加速器試験装置(ATF)は、ILC建設の鍵となる超高質(小さく非常に平行性の良い)電子ビームを利用できる 「世界で唯一」の装置です。強力なリニ アック(線形加速器)からの電子ビームを受けて、ダンピングリングでは世界最高の超高質電子ビームへと変換します。国内外の多くの研究者が協力し合い、この超高質電子ビームを用いた最先端のビーム測定装置やビーム制御装置の開発研究を進めています。 |
陽子シンクロトロン前段加速器
陽子シンクロトロンは、日本で初めて建設された大型加速器として、昭和52年(1977年)に実験を開始して以来、高エネルギー物理学をはじめ、物質科学、陽子線によるガンの治療など、広い分野の研究に利用されてきました。2006年3月、その役割をJ-PARCに譲り、共同利用加速器としての稼働を停止しました。現在、前段加速器(コッククロフト・ウォルトン型加速器)のみが運転されています。 |
計算科学センター | 科学センターKEKでは、素粒子物理から物性物理、生物物理まで幅広い研究がなされています。計算科学センターでは、これらの研究 に不可欠な計算機、ネットワーク環境やソフトウエアの整備、運用及び開発を行っています。本センターにある主な計算機システムとしては、標準理論に基づい て素粒子現象を再現するシミュレーションを行うスーパーコンピュータ、Bファクトリー実験 から得られる膨大なデータを処理するBファクトリー計算機、それ以外の実験などのため機構内で共用される共通計算機システムがあります。 |