KEKリポジトリの詳細について

■ KEKリポジトリの目的

大学・研究機関が機関リポジトリを設置する主な目的は3つ挙げられます。

・ 自機関の研究成果を公開することにより、オープン・アクセス化に貢献する。
学術雑誌に掲載されている論文を読むには、3通りの方法があります。
(1)図書館がその雑誌を購読する
(2)著者がオープン・アクセスのための掲載料(APC = Article Processing Charge)を負担してオープン・アクセスにする
(3)またはその両方を負担する
著者がAPCを負担してオープンにするには、その費用はかなり高額となります。
そこで、掲載論文の著者最終版または出版社版をリポジトリに登録することによって、購読していない研究機関の研究者でも無償で利用することができ、著者は高額なAPCを負担することなく、投稿論文を発信することができるようになります。

・ 一般に流通しないものや失われやすいもの(灰色文献や学位論文、研究報告書等)を保存する。

・ 公的資金を使っての研究成果を広く広報する。

■ KEKリポジトリに登録することによるメリット

・ 国内外からのアクセス(CiNiiやGoogleからの検索)が可能となり、研究成果の認知度が向上

・ 掲載論文の引用機会の増加

・ 研究内容の客観的評価や共同研究等の利用範囲の拡大

・ 研究成果データの保存・継承

■ 登録の資格

KEKの役職員(または役職員であった方)で、登録コンテンツの作成に関与した方ならどなたでも登録が可能です。

■ 対象となるコンテンツ

KEKの研究・教育活動により生産された成果物:
学術雑誌掲載論文、科学研究費補助金研究成果報告書、学会発表資料、講演会・シンポジウム発表資料 など

■ 登録手続き

学術雑誌掲載論文は、出版社や学会等により登録できる条件が異なります。多くの場合、出版社版の登録は認められず、著者最終稿を登録することになりますので、データをご用意ください。また、あらかじめ共著者の同意を得るようお願いいたします。

*)詳細については以下のリンクをご参照ください。
KEKリポジトリへの登録方法 

KEKリポジトリ(KEK研究成果データベース)はこちら

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