第54回 KEKコンサート

古館由佳子 ジプシー音楽コンサート

ジプシーヴァイオリニスト:古館由佳子
ジプシーチェリスト:コヴァーチ・カーロイ
ジャズピアニスト:バログ・デジュー

2015年11月19日(木) 18:00 開演(17:30 開場)

高エネルギー加速器研究機構 研究本館 小林ホール
入場無料(予約不要)
(入場者多数の際は先着順となります)




♪ 演奏曲目 ♪

1. 草笛ホラ (ディニーク) 
2. ハンガリアン舞曲第五番 (ブラームス)
3. 薔薇色の人生 (グリェーミ)
4. マイ・ウェイ (フランソワ)
5. チェロソロ
6. 暗い日曜日 (シェレシュ)
7. ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ)
   ―――― 休憩 Intermission ――――
8. ピアノソロ
9. ブダペストのユリシュカ (レイモンド)
10.小雨降る径 (ヒンメル)
11.トリッチトラッチポルカ (シュトラウス2世) 
12.チャールダーシュの女王 (カールマン)
13.バンゴーマルギットメドレー (トラディショナル)
14.チャールダーシュ (モンティ)
15.ひばり (トラディショナル)

 



◆ 出演者紹介 


古館 由佳子(ふるだて ゆかこ)
 ジプシーヴァイオリニスト

岩手県宮古市出身。桐朋学園大学音楽学部卒。ハンガリー・ブダペストにて、ボロシュ・ラヨシュ、ヴァイダ・バルナバーシュにジプシーヴァイオリンを師事。
2006年、ハンガリー国際ジプシーヴァイオリンコンクールにて審査員特別賞、レメーニ・エデ協会賞、ハンガリー演奏家・舞踊家協会賞をそれぞれ授賞。ロマ民族以外で、また、アジアの女性の初めての授賞として、ハンガリー国内外で話題をさらった。その後、マジャールTV, ドゥナTV に出演、特集番組が組まれた。ジプシー音楽の創始者といわれる、ツィンカ・パンナの生まれ変わり、という噂が流れるほど、ハンガリージプシーの間では知らぬ者のない存在となった。ヴァイダ・ジプシー・コンサート・オーケストラの共同設立者兼ソリスト。
2012年6月には、ハンガリー国立博物館のコンサートに招聘され、大成功をおさめた。 これまでに、シャーンタ・フェレンツ、ロビー・ラカトシュ、ラースロー・ベルキ等と共演。
特に日本では、自らのジプシーバンドを率いて、コンサート演奏、ディナーコンサート等で活動中。他にも、NHK深夜便への出演やNHKクラシック番組にハンガリー語対訳提供、ジュラ市ハンガリー=日本文化交流協会東京代表を努める。 レインボータウン FM『上野淳の東京☆夜会』準レギュラー出演中。
ジプシー音楽のほかにも、ポピュラーヴァイオリニストとして、2006年にiTunesで発売した「宮崎駿の世界」は年間ベストアルバム3位になり、現在は同iTunesの台湾版でも上位にランクインしている。
2014年、ロサンゼルスでの舞台芸術オリンピックといわれる、WCOPAで器楽演奏の5つの部門すべてで金メダルを授与される。

Kovács Károly (コヴァーチ・カーロイ)
 ジプシーチェリスト

ブダペスト生まれ。有名な音楽一家に生まれる。 父方の祖父はヴァイオリニストで指揮者、曾祖父はビオラ奏者。父はチェリストでコントラバス奏者。 母方の祖父はコントラバス奏者、曾祖父はヴァイオリニスト、母はピアニスト、妹もピアニストである。6才の頃からチェロを始め、8才の時にジプシー音楽の黄金期を作った指導者でヴァイオリニストのファルカーシュ・ジュラ率いるライコー芸術学校のオーケストラに入団を許され、コンサートツアーで世界中を巡業した。
ライコー芸術学校では、ファルカーシュ・ジュラ、メーサーロシュ・ティバダール、モチャール・フェレンツ、セクフー・カーロイの各氏に師事。その後、シャーンタ・フェレンツ、デーキ・ラカトシュ、プカ・カーロイ等、世界的に有名なジプシーヴァイオリニストのバンドメンバーとして活躍。また、サライ・アンタルの要請でハンガリー国内で有名なホンヴェード民族舞踊団にソロチェリストとして10年間在籍。
ジプシーチェリストとしてだけでなく、クラシックの分野でも、「ベル・カント・レストラン」にて、オペラ歌手等と毎日の演奏ステージをこなした。サライ・アンタルのバンドでは、シドニーのオペラハウス、ニューヨークのカーネギーホール等で演奏。最近では、昨年横浜の高級レストラン、「アルテリーベ」でバンドリーダーとして何度も来日している。

Balogh Dezső (バログ・デジュー)
 ジャズピアニスト

ブダペスト生まれ。バルトーク・ベーラ音楽院にて10年間クラシック音楽を学んだあと、世界的に有名なジャズピアニスト、サクチ・ラカトシュ・ベーラの門下生となる。
16才の頃から次第にハンガリー国内外のジャズクラブで演奏するようになり、2000年には、Trio Heavenというグループで、ブダペスト国際ジャズフェスティバルのコンテストにて優勝。 2004年から、Second Floor Jazz Quartetというグループでモンテカルロにあるホテル・ド・パリの最上階にあるアメリカン・バーや、同じくモンテカルロやモナコのカジノやキャバレー、ジャズクラブ、特に有名なモナコ・スポーティングで演奏。2012年3月には、同グループでモナコのアルベール王子の誕生日での演奏に招かれた。また同じ年に、シャーンドル・ラカトシュ・Jr.の3ヶ月のヨーロッパツアーに招かれ、クラシックからサロン音楽まであらゆるジャンルを演奏した。同年10月に、ブダペストにある歴史の古い、フーヴァーロシ・大サーカスにソロピアニストとして登用される。2014年ローランド主催のブダペストで最も由緒あるニューヨーク・カフェで開催されたバー・ピアニスト・コンクールにて優勝、観客特別賞を授賞、加えて 2014 年のベストピアニストに選出され、これから益々の活躍が期待されている。

   





KEK Concertは、機構外の一般の方々にも楽しんでいただけるよう、入場無料で公開しています。ご来場の際のご予約の必要はありません。
機構外からご参加の方は、必ず正門入口左のインフォメーションセンターにて外来者受付の上、コンサート会場までお越しください。

問合せ先:総務課総務係 tel. 029-864-5114 fax. 029-864-5560