第60回 KEKコンサート

地中海からの「瞑想」:ヴァイオリン・ピアノコンサート

ヴァイオリン:ヴェラ・ヴァイドマン
ピアノ:イレーナ・ガルキン・ヴァイドマン

2017年7月18日(火) 18:00 開演(17:30 開場)

高エネルギー加速器研究機構 研究本館 小林ホール
入場無料(予約不要)
(入場者多数の際は先着順となります)




♪ 演奏曲目 ♪

F. シューベルト: 3つのソナチネop.137より 第2番イ短調 D.385 

J. アクロン: ヘブライの旋律 op.33

J.S. バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調 BWV.1005

中島克磨: ヴァイオリンとピアノのための「気まぐれな情景」

P. チャイコフスキー: 瞑想曲op.42-1, ワルツ・スケルツォ op.34

など

 



◆ 出演者紹介 


Vera Vaidman(ヴェラ・ヴァイドマン)
 ヴァイオリン

ロシア・サンクトペテルブルクに生まれ、モスクワの中央音楽高等学校及びモスクワ音楽院にて学ぶ。B.ベレンキー、D.オイストラフに師事。
イスラエルに移住後、エルサレム音楽センターにてI.スターンのマスタークラスに参加。同時に、リサイタル奏者、オーケストラのソロ奏者、室内楽奏者として活動を開始し、Z.メータやA.コステラネッツ指揮のイスラエルフィルハーモニーオーケストラ、R.バルシャイ指揮イスラエル室内オーケストラなど、在イスラエルの全オーケストラとの共演を果たす。
これまでヨーロッパを中心に、世界で様々な演奏会や音楽祭に登場してきた。代表的な取り組みとして、バッハやベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲演奏、ヒンデミット生後100年を記念してドイツ・シュトゥットガルトで開催されたヒンデミット音楽祭におけるヒンデミット作曲ヴァイオリン協奏曲の演奏などが挙げられる。イスラエルにて録音されたCDは国際的に高い評価を得た。また、初演にも積極的に取り組んでおり、2005年にはA. U. ボスコービックのヴァイオリン協奏曲初演、2014年にはイスラエルとニューヨークにおいて、リスト作曲ピアノソナタロ短調の無伴奏ヴァイオリン編曲版(N. Sivan編曲)を初演し、その録音はRomeo RecordsレーベルからCD発売されている。
マールボロ音楽祭に二度招かれ、R.ゼルキン、A.シフ、P.ネーゲル等著名な演奏家と共演及び録音を行った。
2007年からはヴィオラの演奏にも取り組み、2012-13年にかけては、テルアビブにてJ.S.バッハの無伴奏弦楽器のソナタ(ヴァイオリンソナタ、パルティータ、チェロ組曲)をヴィオラで演奏した。この演奏はスペイン、ドイツ、フィンランド、ポーランドでも行われた。
これまでに米国など10か国以上でマスタークラスを主宰し、特にフィンランド・スオラティの国際サマーアカデミーでは15年連続で後進の指導にあたっている。

 

Irena Galkin Vaidman(イレーナ・ガルキン・ヴァイドマン)
 ピアノ

ロシアにて生まれ、ブリャンスク音楽大学及びゴーリキー(現ニジニー・ノブゴロド)音楽院で学ぶ。卒業後、ゴーリキー音楽大学とゴーリキーユースシアターで伴奏者としてキャリアを開始した。1985年にはモスクワに移り、モスクワ音楽学校でピアノ講師として働く。1990年にイスラエルに移り、演奏活動のかたわら、音楽祭への参加やイスラエルラジオでの録音を行った。1994年からはエルサレム・ロンシュラミット音楽学校で働き始め、2000年からは同校Beit ha Kerem分校の校長に就任した。
イスラエルを拠点に、室内楽奏者やリサイタル奏者として活躍中。

 





KEK Concertは、機構外の一般の方々にも楽しんでいただけるよう、入場無料で公開しています。ご来場の際のご予約の必要はありません。
機構外からご参加の方は、必ず正門入口左のインフォメーションセンターにて外来者受付の上、コンサート会場までお越しください。

問合せ先:広報室 tel. 029-879-6047 fax. 029-879-6049