本研究機構のスーパーコンピュータシステムは、平成18年3月1日 より、新システムの運用を開始します。 開始より約半年間(3月1日--8月末)をテスト運用期間とし、 この間システムの効率的運用のための調整を行うと共に、 ユーザによるプログラムの移植、最適化を支援します。
本研究機構のスーパーコンピュータを利用して行う、次の二種類の 研究について、テスト運用期間における課題を、以下のとおり公募します。
共同研究に関しては、研究責任者が本機構の研究者であるか、 もしくは本機構の研究者を連絡責任者とすること。 連絡責任者は当該申請に関する研究内容、連絡等に責任を負うもの とする。
共同利用に関しては、研究責任者は本機構外の研究者、 ただし、国立、公立及び私立の大学並びに国立及び公立の研究所等の 研究機関の研究者、又は機構長が適当と認めた研究者。
平成18年3月1日 〜 平成18年8月31日
(新システムの本運用開始に伴うメンテナンス作業のため、 若干の変更の可能性があります。)
(1) 研究責任者は、以下の書類を作成し、機構長に1部提出願います。
なお、申請書の記入に際しては、 「大型シミュレーション研究申請書 記入上の注意事項」を参照してください。
(2) 申請に当たり、研究課題、研究内容等については、必ず事前に 後述「14」の研究担当者と打合せをしてください。
平成18年2月17日(金)必着
尚、上記締切期日は、3月1日より利用する場合であり、 テスト運用期間中は随時申請を受け付けます。テスト運用期間の申請課題に関しては、大型シミュレーション研究審査委員会 による審査は行いません。 上記共同研究及び「大型シミュレーション研究」の枠組に入る課題に ついては採用します。
テスト運用期間の申請課題に対しては、下の「システムの概要」 に示す計算資源より、以下のものが利用可能です。
システムA、Bそれぞれについて、プログラムの性能が一定の基準を 満たす場合には、申請によって、 上記制限時間を超える利用および残りのジョブクラスの利用も可能です。
研究責任者及び共同研究者は、大型シミュレーション研究を推進 するために必要とする研究機構の施設、設備及び文献その他 資料等を可能な範囲で利用することができます。
本研究機構の宿泊施設を可能な範囲で利用することができます。
研究責任者及び共同研究者に対して、予算の範囲内で可能な旅費が 支給されます。
テスト運用期間中の研究に関しては、「研究成果報告書」の作成は 必要ありません。
研究成果を公表するときは、当該論文、報告書等に本研究機構の大 型シミュレーション研究の成果である旨を明記してください。
(例文)
This work is supported by the Large Scale Simulation Program No.・・・(FY2005) of High Energy Accelerator Research Organization (KEK).
なお、論文等を作成された場合は、平成18年度研究成果報告書 (本運用)提出時に機構長に1部送付してください。
本研究機構の大型シミュレーション研究により得られた知的財産権 の帰属については、大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究 機構知的財産取扱規程に基づき、その都度協議することになります。
(メールアドレスの (at)は @ に変換)
新規に申請する場合には、必ず研究担当者と打ち合わせて下さい。
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1−1
高エネルギー加速器研究機構
総務部 研究協力課 共同利用係 029-864-5126
(封筒の表に「大型シミュレーション研究申請書類」と朱書してください。)
平成18年3月から運用のスーパーコンピュータシステムは、 システムAとBの二つの計算サーバから構成されます。
言語としてFortran90、C言語及びC++言語が使用可能です。 またノード間の並列化のためには、MPIを使ったプログラムが必要です。 運用されているジョブグループ(いくつかのジョブクラスをまとめ たもの)について以下に示します。
システムA
ジョブグループ ノード数 ジョブクラス数 制限時間 1ノードジョブ(テスト用) 1 1 5分 1ノードジョブ 1 9 30分、2、4、8時間 4ノードジョブ 4 2 4時間
システムB
ジョブグループ ノード数 ジョブクラス数 制限時間 32ノードジョブ(テスト用) 32 1 10分 32ノードジョブ 32 3 4時間 128ノードジョブ 128 3 8時間 512ノードジョブ 512 9 12時間 1024ノードジョブ 1024 5 12時間
システムAの4ノードジョブ、システムBの512、1024ジョブの利用は、 それぞれのシステムで以下のノード数のジョブについて、 実効性能が一定の基準を超えた場合に可能となります。