加速器ではたらく超伝導電磁石

超伝導電磁石は、高い磁場を省エネルギーに発生できることから加速器の中でたくさん利用されています。 超伝導低温工学センターでも多くの超伝導電磁石を開発し、それらが茨城県東海村のJ-PARCやヨーロッパのLHCなどの加速器で使われています。

このコーナーではそれらの超伝導電磁石について紹介します。

見どころ

超伝導低温工学センターでは、ヨーロッパにある巨大加速器LHCや茨城県東海村にある加速器施設J-PARCなどで利用されている超伝導電磁石を開発してきました。 現在もLHCの高輝度化アップグレードに必要な大口径超伝導2極電磁石D1やJ-PARCで素粒子の1つであるミュオンの性質を精密に測定する物理実験であるCOMET実験やg-2/EDM実験に必要な超伝導電磁石のKEK内外のさまざまなグループと協力しながら開発を行っています。 このコーナーではこれらの超伝導電磁石についてその特徴などを簡単に説明するとともに現在進行している開発の様子を紹介します。

出演者

荻津透共通基盤研究施設超伝導低温工学センター