ヒッグス粒子発見から10年

ヒッグス粒子の発見10周年を記念して、超巨大加速器・測定器を利用したATLAS実験で活躍する研究者が、ヒッグス粒子発見の意義やヒッグス粒子の解明の今後などを分かりやすく解説します。

ヒッグス粒子研究の最前線に触れてください。

見どころ

素粒子の質量(重さ)の起源とされるヒッグス粒子が2012年に発見されてから今年で10年となります。 この発見は素粒子理論の構築において大きなマイルストーンであり、ヒッグス粒子の性質の理解は「なぜ物質が作られたか?」や「宇宙がどのように始まったか?」という壮大な謎の解明につながると考えられています。 この目的のため、欧州原子核研究機構(CERN)に建設された大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を用いたATLAS実験ではヒッグス粒子の研究を精力的に進めています。 本コーナーではATLAS実験の現地で活躍する研究者に出演いただき、ヒッグス粒子の発見の意義、超巨大なLHC加速器やATLAS実験のスケール、ヒッグス粒子研究の今後などについてお話を伺います。

出演者

長野邦浩素粒子原子核研究所エネルギーフロンティアグループ