一般公開2023ブース展示 >ブース展示詳細

ブース展示詳細

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理論展示とクイズラリー
Theory Center Panel Display and Quiz Rally

M01・研究本館 /

【パネル展示】
素粒子の「標準理論」を中心に、現代物理学の最先端の話題をパネルで紹介します。すでに説明できている事から、ダークマターのように未知の物質とされ今もなお説明できていない事まで、分かりやすく解説します。「標準理論」の枠内で説明できない、宇宙や物質の未解決問題に対する絶え間ない探求の一端を体験してください。説明員は理論センターの研究者たちです。どんな質問でも真剣に答えますので何でも聞いてください。

【クイズラリー】
難易度の異なるクイズを幾つか用意しましたので、パネルを見て正解を考えてください。全問正解された方には、「ヒッグス粒子の発見」や「重力波の観測」といった、現代物理学の最新の知見に関するキーホルダーを記念品として自作していただきます。幾つかの種類があるので、好きな物を選んでください。

出展者:素粒子原子核研究所 理論センター

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KEK次期放射光源施設計画
KEK Next-Generation Synchrotron Radiation Facility Project

M01・研究本館 /

KEKは、Photon Factory Hybrid Light Source(PF-HLS)と呼ばれる放射光マルチビーム実験施設の計画を進めています。この施設は、2.5 GeV/5.0 GeVの選択可能な蓄積リングと超伝導線形加速器を組み合わせた、世界的にもユニークなハイブリッド光源を備えており、さまざまな空間スケール、時間スケール、波長特性を持つ複数のビームを組み合わせることで、物質・生命科学の研究を新たな段階に引き上げることを目指しています。

この新しい施設においては、例えば、空間的に均一でない原子配置や絶え間なく変化する電子状態といった要素を、その関連性も含めて観測することが可能となります。KEKは、こうした研究を通じて、持続可能な社会の構築に欠かせない材料や医療の開発に貢献することを目指しています。PF-HLSの実現に向けた取り組みは、概念設計チームが研究本館で行い、実証試験チームがフォトンファクトリー実験ホールで行う予定です。

出展者:物質構造科学研究所・加速器研究施設 加速器第六研究系

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古本市
Used Book Market

M01・研究本館 /

KEK図書室で不用となった、専門書や科学雑誌などを、どれでも1冊100円で販売します。ぜひ、お宝本を探しに来てください!

購入された方には特製しおりもプレゼントします。

出展者:研究協力課 図書係

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アト秒で世界を探索しよう
Explore the World of Attoseconds

M01・研究本館 /

ストロボは1秒間に100回程度点滅させることができ、暗闇の中で点滅させると、人や車などの動きの連続写真を撮れます。ではずっと速い分子の動きはどうでしょうか? さらに化学反応の担い手である電子のもっと速い動きはどうでしょうか? 実は1アト秒(100京分の1秒)に1回点滅できる超高速ストロボを使うと撮れます。これが「アト秒科学」と呼ばれる基礎研究のフロンティアです。

KEKと東京大学との共同研究による加速器技術に基づいたアト秒自由電子レーザーのパネル展示、研究者トーク、アト秒科学クイズの企画などを通じ、「アト秒レーザー科学研究施設(ALFA)」設置への取り組みを紹介します。

出展者:東京大学アト秒レーザー科学研究機構(I-ALFA)

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科学大好き女子応援・相談コーナー
Support and Consultation Corner for Girls Who Love Science

K01・1号館 /

「科学大好き女子応援・相談コーナー」では、理系進学を検討する女子学生が抱える悩みや質問などに、女性研究者を含むKEKの研究者や大学院生が相談に応じます。将来研究者になりたい、理系に進学すべきか迷っている、学校の授業で理科や物理が苦手、高校の文理選択に迷っているなど何でも気軽にご相談ください。

また、子供に科学への興味を持たせるには?など、親御さんのご相談にもお答えします。

【相談コーナー開設時間 : 12:00~15:00】
・KEK教員は12:00~15:00まで在室しています。
・13:00~15:00は、大学院生も進学、勉強の悩みなどの相談に応じます。
・他の時間には、KEKの男女共同参画推進の取り組みや「理系女子キャンプ」の様子などについて説明します。

出展者:男女共同参画推進室

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そうだJ-PARC、行こう
Why Not Go to J-PARC?

K01・1号館 /

KEK東海キャンパス(茨城県東海村)に設置されている、世界最大級の大強度陽子ビームを生み出す加速器施設(Japan Proton Accelerator Research Complex: J-PARC)とそのビームを利用した多彩な素粒子原子核実験について、パネルや模型で紹介します。

出展者:加速器研究施設

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総研大紹介コーナー
Let's Learn About SOKENDAI: a Graduate School Life at KEK.

K02・2号館 /

総研大(総合研究大学院大学)は、全国の大学共同利用機関の持つ恵まれた研究環境を利用して学生の教育を行う、世界に類を見ないコンセプトの大学院大学です。KEK には先端学術院先端学術専攻の 3つのコース(加速器科学コース、物質構造科学コース、素粒子原子核コース)があり、学生たちは KEK をキャンパスとして、研究者から学びつつ、一緒に研究生活を送っています。

「KEK で博士号を取るには?」「総研大って何?」などの疑問から、学生生活の実情、経済的な相談まで、丁寧にお答えします。研究室訪問などのご相談も受け付けます。興味のある方もない方も、とりあえず涼みにいらしてください♪

出展者:研究協力課 大学院教育係

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高エネルギーで探る宇宙の謎
Quest of the Universe by High Energy Accelerators

K03・3号館 /

欧州合同原子核研究機関(CERN)にある世界最高エネルギーの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を使った素粒子実験を紹介します。2013年のノーベル物理学賞となったヒッグス粒子の研究や、ダークマターなどの未知粒子探索に関して、LHC実験でこれまでに何がわかり、今後何を解明しようと思っているか解説します。

また、14:00より、CERNの実験現場で活躍する研究者とライブ中継も行います。LHC実験のアップグレード計画や、さらにその先の将来計画や、そこで使われようとしているテクノロジーについても紹介します。

小さなお子さま連れのご家族の皆さま用にレゴ広場を設けております。遊戯・休憩にご利用ください。

出展者:素粒子原子核研究所
エネルギーフロンティアグループ 一般公開2023ページ [Link]

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宇宙における重元素の起源の探求
Search for the Origin of Heavy Elements in the Universe with Radioactive Nuclear Beams

K03・3号館 /

私たちの身の回りに自然に存在する原子核は270種類しかありませんが、それは原子核全体から見ればほんの数パーセントにすぎません。他の大多数の原子核はおのおのの寿命を持って崩壊し、違う原子核に壊変してしまいます。原子核を正しく理解するためには、その大多数の、寿命が短い原子核のことも調べなければなりません。さらに、金やウランなどの重い元素が宇宙で生成された過程において、短寿命原子核が主役であることが分かってきています。

理化学研究所の加速器施設内にあるKEK和光原子核科学センターでは、短寿命原子核を生成し、半減期・質量などの原子核の基本特性を精密測定して、原子核の統一的な理解および元素の起源の解明を目指しています。展示ではそのために開発を進めている実験装置KISS(元素選択型質量分離器:KEK Isotope Separation System)の紹介や最近の研究成果を解説します。

出展者:素粒子原子核研究所 和光原子核科学センター

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QUPが切り開く!量子の世界
The Quantum World that QUP is Exploring

K03・3号館 /

宇宙の果てから送られてくる電磁波や未知の量子が放つ信号など、最先端の物理学ではさまざまな現象の実験や測定が行われています。これらの信号は微弱であるか、あるいは非常に狭い時間や小さな領域で発生するため、その検出自体が非常に困難です。そのため、物理学の最先端研究には高感度で高性能な検出器が必要不可欠です。量子場計測システム国際拠点(QUP)では、最先端の物理学に必要な検出器を、理論や基本原理の構築から開発し、研究プロジェクトへの導入まで一貫して行っています。また、この技術を社会へ応用することも目指しています。

QUPが開発している検出器とは?それを通して見える世界の姿とは?それは未来の社会と生活をどう変えるのか? ここではQUPが進めている検出器や研究開発プロジェクトの展示を行います。

出展者:量子場計測システム国際拠点

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KEKでもっともかっこいいもの「アクリル中の放電痕ーリヒテンベルグ像」
The Coolest Thing in KEK

I10・ERL開発棟 A /

昨年、KEK一般公開2022の企画として、「KEKかっこいいもの選手権」が開催されました。KEK職員から応募された多数の写真の中から、視聴者の投票により、「アクリル中の放電痕 –– リヒテンベルグ像」が、KEKでもっともかっこいいものに認定されました。

加速器で発生した電子ビームを絶縁材料に打ち込んで帯電させ、それが絶縁破壊する際に雷のような放電模様が刻まれます。加速器と自然現象が生み出すアート作品です。

KEKで製作したリヒテンベルグ像を手にとってご覧いただけます。

出展者:加速器研究施設 応用超伝導加速器イノベーションセンター

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KEKギャラリー企画展「小林・益川理論50周年」
KEK Gallery Special Exhibition “50th Anniversary of Kobayashi-Maskawa Theory”

N02・国際交流センター /

小林誠博士(KEK特別栄誉教授)と故・益川敏英博士(京都大学名誉教授)による、いわゆる「小林・益川理論」の論文が1973年に学術誌『Progress of Theoretical Physics』に発表されました。2023年は50年の節目の年になります。こちらの展示では、50周年を記念して、小林・益川理論に関係する素粒子物理学の進歩を年表で紹介しています。

また、小林誠博士直筆の数式(行列)も展示しています。小林・益川理論の論文はわずか6ページ。その最後のページに書かれたこの行列が世界を変えました。

そのほか、レゴブロックで作ったBelle II測定器の本格的な模型や、簡単な模型の作り方なども展示しています。ぜひお越しください!

出展者:素粒子原子核研究所

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KEK広報室 TEL : 029-879-6047 / E-mail :