menubar
image
トップ >> 一般公開 >> 一般公開って?
 

Bファクトリー加速器

 
■世界最高性能の衝突型加速器
 
KEKBは、素粒子実験に用いる大量のB中間子・反B中間子(B中間子の反粒子)の対を生成している加速器で、 KEKBはBファクトリー(B工場)とも呼ばれます。この加速器は、地下約11mに掘られた一周約3kmのトンネルの中に設置されています。
 
トンネル内には2つのリングが並んでいますが、それぞれのリングの中をエネルギーが80億電子ボルトの電子ビームと35億電子ボルトの陽電子ビームが、ほぼ光速のスピードで逆方向に走っています。2つのビームは、リングが交わる1点で衝突し、この衝突によってB中間子、反B中間子が生成されるのです。
 
これらの中間子の崩壊の様子を調べるために、Belleと呼ばれる測定器が衝突点に設置されています。
 
KEKBリング
  トンネル内部
 
トンネル内部
KEKBは、世界最高の性能を持つ加速器ですが、この性能はルミノシティと呼ばれる量で表されます。ルミノシティは 、素粒子反応の起こる頻度を表わし、ルミノシティの積算値が生成されるB中間子の数に比例します。
 
2010年6月30日、Bファクトリーは運転を停止し、性能向上のための増強を進めています。
 

Bファクトリー実験は、2008年のノーベル物理学賞対象となった小林・益川理論の検証に重要な貢献を果たしました。


 

ハンコ
スタンプラリーのハンコ

 
 
mailto
proffice@kek.jp
image
imageimageimage