第2回KEKメディアサロン(記者勉強会)のお知らせ

 

報道関係者のみなさま

8月24日(月)14時から、2020年度第2回KEKメディアサロン(記者勉強会)「巨大加速器LHCで探るミューオンの質量起源-ATLAS実験のヒッグス粒子研究最前線-」を開催します。

スイスのジュネーブ近郊にある欧州合同原子核研究機関(CERN)では、世界最大の粒子加速器LHCを用いて世界最高エネルギーの陽子と陽子を衝突させて誕生直後の宇宙を再現し、その反応を観測する素粒子実験を行っています。LHCの衝突点のひとつに設置されているATLAS測定器を用いたATLAS実験には、KEKを含めた国内外合わせて約180の研究機関からの約3000人の研究者が参加しています。ATLAS実験では、2012年に物質に質量を与える素粒子である「ヒッグス粒子」を発見しました。その後もATLAS実験では、ヒッグス粒子の特性を徹底的に検証するとともに、新粒子の探索も行っています。

今回のメディアサロンでは、日本のATLASグループの貢献を中心とした、ATLAS実験におけるヒッグス粒子研究の現状と今後、そしてヒッグス粒子の崩壊反応を捉える上で鍵となるミュー粒子検出器について、それらの研究を中心に進めてきた戸本誠 教授(KEK/名古屋大学)よりご説明いたします。さらに、ミュー粒子検出器を用いた最新の研究成果として、8月11日に名古屋大学でプレスリリースがあったヒッグス粒子のミュー粒子対崩壊の最新の研究結果について、その研究を主導した堀井泰之 講師(名古屋大学)よりご紹介いたします。

開催日時・場所

  • 日時:8月24日(月)14時00分~15時40分
  • 場所:Zoom を使ったオンライン会議

説明者

  • 高エネルギー加速器研究機構/名古屋大学・戸本 誠 教授
  • 名古屋大学・堀井 泰之 講師

参加方法

参加希望者は、8月21日17時までに、下記の事前登録フォームに【氏名/所属/メールアドレス】のご記入をお願いします。

登録されたみなさまには、当日の午前中にリマインダーをお送りします。
※当日の飛込み参加は出来ませんので、必ず事前登録願います。

問い合わせ

  • KEK広報室(担当:引野、岩見)
  • 029-879-6047(FAX: 029-879-6049)
  • press@kek.jp 
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