日時: |
2015-01-14 10:00 - 12:00 |
場所: |
3号館1階セミナーホール |
会議名: |
核融合中性子源建設の計画について |
連絡先: |
katsunobu.oide kek.jp |
講演者: |
鈴木 寛光 (日本原子力研究開発機構 六ケ所核融合研究所) |
講演言語: |
英語 |
アブストラクト: |
六ケ所核融合研究では、実験炉ITERを受けて実証炉の位置づけとなる核融合原型炉建設に向けて、核融合材料照射を主目的とした核融合中性子源建設の計画の準備を進めている。その一環として現在六ケ所核融合研究所では、2007年から10年間にわたってIFMIF/EVEDA原型加速器の建設を行っている。これは重水素ビームを125mA、9MeVまで加速するもので、ECRイオン源、RFQ、超伝導空洞等で構成されている。これまでにプロトンでのECRイオン源の試験を行い、1月から重水素イオンにて試験をする予定である。今年夏以降にはRFQ以降の据付・調整及びビーム試験を開始する予定で進めている。IFMIF/EVEDA中間設計報告書では、IFMIF施設建設のための概念設計をまとめ、IFMIF施設設計の土台づくりを行った。一方、六ケ所核融合研究所では、IFMIFと同一ではないものの機能としては同等に近い核融合中性子源建設に向けて準備を進めている。これは重水素を125mA、40MeVまで加速し、液体リチウム・ターゲットに照射し、発生した高速中性子を核融合材料に照射して原型炉設計のデータを得るための施設である。本セミナーでは、IFMIF/EVEDA中間設計報告書、IFMIF/EVEDA原型加速器の現状、及び核融合中性子源建設の計画について報告する。 |
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