日時: |
2009-10-08 16:00 - 17:00 |
場所: |
超伝導低温工学センター打合せ室 |
会議名: |
『ポジトロニウムの超微細構造の精密測定』-中間結果の報告- |
連絡先: |
kiyosumi.tsuchiya kek.jp |
講演者: |
石田 明 (東京大学理学系研究科) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
ポジトロニウムは電子・陽電子で束縛された最も軽い原子であると同時に、粒子・反粒子で構成されているため、その量子数は光や真空と同じである非常にユニークな系である。このポジトロニウムのスピンS=1(3重項)とS=0(1重項)のエネルギー差(超微細構造)は、実験と理論で3.9σ ずれている。過去の全ての実験に共通の系統誤差である可能性を指摘し、新しい方法での実験を行った。その結果、中間結果ではあるが、203.393+-0.003(17ppm stat.)+-0.014(69ppm sys)が得られた。(ガス圧1.5気圧のデータ、1気圧にデータも当日までに解析します)
この中間結果について報告を行う。
また最大の系統誤差である磁場の一様性を改良する補償磁石について議論を行う。 |
|