日時: |
2013-05-16 16:30 - 17:00 |
場所: |
4号館1階セミナーホール-東海1号館324室 |
会議名: |
物構研コロキウム 炭素電極表面に固定化した白金微粒子薄膜の電気化学条件下でのXAFS測定法 |
連絡先: |
山田和芳 5604 |
講演者: |
上原広充 氏 (北海道大学) |
アブストラクト: |
白金微粒子は高い電極触媒活性を持つため、燃料電池電極触媒の材料として有望視されている。一方その電極触媒の劣化プロセスや高分子電 解質との相互作用などの解明については残された課題となっており、その原子レベルでの構造や変化を解明することは高耐久性電極触媒の開発を加速す ると期待される。本研究では白金微粒子を高配向熱分解グラファイト(HOPG)上に担持したものを電極触媒のモデルとして用い、電気化学条件にお けるX線吸収微細構造(XAFS)測定を試みた。
平滑なHOPG基板を用いることで入射X線の偏光依存特性を測定することができ、三次元的な情報を得ることができると期待される。またHOPGを X線の窓材として用い、白金層の裏側からX線を入射することで電気化学的に好ましい配置を取ることが可能となった。本研究は高エネ研と北海道大学 の連携協定のもとPFに常駐して研究を進めており、その利点等も交えながら紹介する。 |
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