日時: |
2011-10-13 16:00 - 18:00 |
場所: |
4号館2階輪講室/東海1号館324室 |
会議名: |
物構研談話会(11-27):μSRによる鉄ヒ素系超伝導体(Ba,K)Fe2As2の磁束状態の研究 |
連絡先: |
hironori.nakao kek.jp |
講演者: |
大石 一城氏 ((財)総合科学研究機構) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
鉄ヒ素系超伝導体(Ba,K)Fe2As2の超伝導ギャップ構造は、K濃度の低い
Ba0.6K0.4Fe2As2では、フルギャップのマルチギャップ構造を有することが示
唆されている。一方、Kを全置換したKFe2As2では、比熱及びNQR測定よりline
nodeを有するギャップがマルチギャップ構造をとることが示唆され、K濃度に
より超伝導ギャップ構造が変化する可能性が提案された。KFe2As2における超
伝導ギャップ構造を調べるため、単結晶試料を用いて磁場侵入長λの温度依存
性をH || c及びH⊥cの条件で観測したので、その結果について報告し、
KFe2As2の超伝導ギャップの異方性について議論する。 |
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