日時: |
2014-07-07 14:45 - 15:45 |
場所: |
PF研究棟2階会議室 |
会議名: |
物構研談話会(14-05)HIV のインテグレーション機構 |
連絡先: |
加藤龍一(6177) |
講演者: |
鈴木陽一 氏 (Emerging Infectious Diseases Program, Duke-NUS Graduate Medical School, Singapore) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
ヒト免疫不全ウイルス (HIV) のもっとも大きな特徴は、ウイルスゲノム RNA をDNA に置換し、さらにはそのウイルス DNA を感染細胞の染色体に組み込むことである。この反応はインテグレーションとよばれ、ウイルスがコードするインテグラーゼ が触媒する。インテグレーションは HIV を含むレトロウイルスの感
染に必須の過程であり、またインテグラーゼは宿主細胞にはみられないウイルス特異的な酵素である。したがってインテグレーションの阻害は、より効果的なAIDS 治療戦略を確立する上で極めて重要である。本セミナーでは HIV インテグレーションの分子メカニズムとその制御機構についてお話したい。 |
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